/臨床研究

「コンディション」を香りで最大化するソリューション・フレグランス 医療、介護施設への展開を見据え、江戸川病院での臨床研究を開始

個人や企業に最適な香りを提供する株式会社コードミー(横浜市西区 代表取締役社長:太田賢司)は、脳波による感性把握技術にもとづく独自の調合アロマを、今後は医療、介護施設へ広く活用していくことを見据え、江戸川病院(東京都江戸川区)の協力を受けて同施設での臨床研究を開始しました。

医療、介護施設には、医療に関連する匂い(疾患、薬剤など)と生活に関連する匂い(排泄など)に由来する特有の匂いがあり、患者、介護者、家族の精神的な負担になっている現状の課題があります。特にがん医療の現場では、がん組織に由来する特有の腫瘍関連の匂いが日常生活に関わる問題となっていながらも、未だに根本的な解決策は確立されておらず、患者、介護者、家族のストレスを軽減し、QOL(生活の質)向上に向けた環境改善が早急に求められています。

コードミーは、科学的観点から働く人の「コンディション」を香りで最大化するソリューション・フレグランスによる空気のデザインを、現在オフィス空間を中心に展開しています。この脳波による感性把握技術にもとづく香りを、今後は医療、介護施設へ活用し、患者、介護者、家族にとってより「快適」で「幸福感」を感じられる空気をデザインすべく、江戸川病院の協力を受けて臨床研究を開始しました。従来注力されてきた消臭領域での研究とは異なるアプローチで、現場特有の環境に適した天然由来100%のソリューション・フレグランスの導入で、より心地よい空間づくりを目指します。

江戸川病院の皆様と太田の写真

がん治療の先陣を切り、地元民からの信頼も厚い「江戸川病院」には、院内の至る所に彩り豊かな現代アートの展示があります。「職員が楽しく働ければ、必然的に患者へのサービスが 向上する」という考えから、院内には遊び心溢れる視覚的な仕掛けがなされており、入院患者からも好意的な意見が寄せられてきました。これまでの視覚的要素に加えて今後は嗅覚的要素にも着目し、患者、介護者、家族にとってより幸せな空間づくりの可能性を探るべく、この度、コードミーのソリューション・フレグランスの臨床研究に協力いただく運びとなりました。

江戸川病院の皆様と太田の写真

今後は、まずは緩和ケア領域への香りのテスト導入にて環境改善への影響を定性的、定量的観点から検証してまいります。そして長期的には、がんに代表される特有の腫瘍関連の「匂い空間」に最適化されたソリューション・フレグランスの開発を進め、患者、介護者、家族のストレスを軽減し、QOL(生活の質)向上に向けた環境改善を「幸せな香り」で実現してまいります。